女体化マルフォイ面白すぎるだろJK(ローリングだけに?(爆笑))

Malfoidだとか、Fem Malfoiだとか、ジェンダーベンダーマルフォイだとか、いわれています。J・K・ローリングによって書かれた説明不要な超人気シリーズ小説『ハリー・ポッター』のキャラクターであるドラコ・ルシウス・マルフォイの性別を反転(←性は多様なのでこの表現は好ましくないだと?!)させたファンアート/二次創作群をはじめとしたミームが、今SNS(XやTikTok)で大流行中です。女体化マルフォイ、皆さんもご存知かと思います。AI生成のアニメはジャパニメーション仕様のものが多くあり、ツンデレっぽい感じのマルフォイが、何かにつけて「ポッターのバカ〜!!!」と日本語で叫んだりしている。これに対して英語圏のユーザーが「potter no baka!! ってかわいい〜😊」って感じのコメントしてたりする。一方で、ダニエル・ラドクリフ主演の実写映画に似せた映像も大量に作られており、まだ幼い頃のポッターとドラコがなんかいい感じだったりするものや、結構成長した2人の情熱的でスキャンダラス感満載なものまであったりと、もう何が何やらって感じの、頭クラクラないい感じのミームになっている。

とりあえず、今回のミームの出発点は、Twitter/X上でREDTEN⚡(@redteneri)によって描かれたイラスト、とされている。ドラコ・マルフォイというキャラクターを女の子にした二次創作は、それ以前にも存在しており、このクリエイターのアイデアみたいなものではないのだが、というか、男を女にしたり女を男にしたりする二次創作なんて、基本の「き」みたいなものなので、こんな注釈をするだけ話がややこしくなるのだけれど、例えば、女の子マルフォイを主人公とした二次創作の超大作小説が韓国で書かれていたりするようなのだが(すげーな)、とりあえずREDTENのイラストがめっちゃバズった、というのが始まり。そこから、すごい勢いでミーム化、ファンアートやら、生成AIによって作られたイラストだとかアニメやら実写風の画像や映像までアホほど作られているのが、今(2026年10月11日)。とかなんとか、この文章を書くためにこのミームについて調べていたら、Malfoid.wikiなるものを発見、経緯だとかが細かくまとめている。これもAIの力・・・?ここの文章でも後述する「Malfoid」という言葉についても、詳しく言及されていたよ。

私はマジでまったく、この10年くらいハリー・ポッターのことをそこまで意識していなかったので、そういう二次創作についてはなにも知りもしませでしたよ。ええ。なろう系について考えたりするときくらいでしたよ、ハリー・ポッターのことを思い出すのは。でもさ、女体化マルフォイ、おもろすぎるっす。

何が面白いって、まずさ、可愛い。すげー可愛いよ。

名家の子であり、プライドが高く、主人公(ハリー)をなぜかライバル視し、事あるごとに突っかかってくる、ブロンズの、性格にトゲのある、負けず嫌いの、生意気な、闇の魔術に関心の強い(闇の魔術に関心が強い!!!!!!)、女???????なにそれ、可愛すぎる。最高だと思う。山本崇一朗がかいたマルフォイとかさ、かわいすぎてワロタですよ。というかね、マルフォイというキャラクター、こんなにキャラが強かったんだと、本当に関心する。JKローリングってすごいや・・・。

ドラコ・ルシウス・マルフォイというキャラクターは、日本で異常に人気のキャラクターでもあり、映画でこの役を演じた俳優(トム・フェルトン)が来日した際に自分の人気っぷりにビビったという有名なエピードもあったりするし、愛国的な文脈で親日俳優として紹介されることもあったり。そもそも、日本のネットカルチャーだとフォイフォイwwwとか言ったりね、みんなマルフォイのこと大好きだったよね。それは自体は私にはよくよくわからなかったけれど、トム・フェルトンは子役時代からドラコを演じたせいで心ない言葉を投げかけられることも多かったみたいだから、日本のいじめっ子みたいな奴を逆に茶化して愛でる態度は不思議に見えたのかもね。呪術廻戦の禪院直哉とかもさ、みんな好きじゃん?ドブカスさんとか言ったりね。私もね、直哉大好き。私の呪術脳はまだ続いてますね。

まそれはともかくさ、今回のこのミームは、しかし日本ではフォイフォイwww的な文脈とはかなーり関係なく受容されている気もするが、当たり前のように女体化マルフォイでみんな盛り上がっている。つーか、かなりグローバルに盛り上がっている。ハリー・ポッターというタイトルのデカさにビビるね。そりゃ、みんな知ってるよな、ハリー・ポッターは。

でね、このミームで使われる「Malfoid」というタグというか言葉。誰が言い始めたのかは実際のところインターネットミームだからかなりの部分が曖昧なのだけれど、原型はインセル的なネットスラングにあるらしい。要は「女って男に媚びて子供を産むためだけに能力振ってるから定型でしかコミュニケーションしないんだよな。まるでヒューマノイドだよ。女に人間性なんてないしあいつらは低能なんだわ」みたいな話が英語圏のネット掲示板4chanの「非モテ板」みたいなところでなされていて、そういうミソジニー盛り盛りなコミュニケーションの中から「女性型ヒューマノイド」を略した「Femoid」を略した「Foid」という女性を侮蔑するネットスラングが誕生する、という経緯がまずあった。このスラングがどこまで一般的なネットスラングとして使用されていたかは分からないが、4chanだとかRedditだとかでは結構使われていたらしい。日本でも「女さん」とか「マンさん」ってスラングがあるが、似たような感じなのだろうか。英語圏のインセルカルチャーの方が、日本の弱男的ミソジニーネット仕草より深刻だったりする雰囲気もあるけど(銃乱射事件とかが結構起きてるし)でもやっぱり、同じようなものだと思うんだよね。「フェミさん」に対応する英語圏のスラングが「Karen」として存在したりするしさ、まあまあ素朴に似てるんだと思うな。つまりどっちもまあ、深刻ってこと。

そいでさ、FoidとMalfoiがをくっつけるとなんか語呂がよかったから、誰かが「Malfoid」ってタグを使ったりし始めたんだろうけど、そもそもが性差別的なスラングだということでこの言葉を使うことを嫌がる人たちも、当然のようにいる。そらそうだ。

でもさ、私個人としてね、すげー思うところとしてね、そもそも、二次創作っていうのは、何か作品だったりキャラクターが持っている尊厳のようなものを傷つけるところから始まってると思うので、むしろ、このミームに対して「Malfoid」はふさわしいとすら思ったりするわけ。二次創作ってもはや、作品愛がどうたら言われていて、作品やキャラクターを傷つける行為とは認識されていないのかもしれないけれど、本当に元ネタを尊重するなら、二次創作なんてしないほうがいいじゃん。不敬じゃん? 二次創作ってさ、元々あったものを歪めてしまうところに面白さ、スリリングさ、背徳感、何より独創性があるんだと、私は思うわけ。その前提で言えば、マルフォイの性別を男から女に変えてしまうことによって生じる、もしくは損なわれるものの中には、"キャラクター"という記号が持つ特性として、性差によって強調される何かがあるって話ではあるじゃん。マルフォイが女の子になったら急にツンデレだったり、ラブコメヒロインだったりになるのは、それは「女性のキャラクターってこういうものだよね」という認識があるからで、そのような記号の暴力性を認めないってのは難しい。これは性別の問題に限った話ではないが、キャラクターが持つ記号性は偏見とも別に無関係ではないんだから、むしろ、「Malfoid」は何か、やっぱり、しっくりくるじゃん???とか思うわけですね。私は。

というか、この言葉がこのミームにおいてあっという間に定着したのは、女キャラになったマルフォイが急にチョロいヒロインになってチョロくてかわいい的な、女性にしたことによってある種の辱めを与えている感じが、それを愛でる態度が、辿っていけばどこかでミソジニーへと繋がっていることを、多くの人が感覚的に感じたからなんじゃ、ねーの、とすら思ったりする。

でね、私はだからこのミームはダメだとか、けしからんとか、言いたいわけじゃないのね。いや、けしからんけど、けしからんから良いよね、みたいに思ってて、良いよねって話がしたいだけなんだけどね。まあでも、やっぱり、いろいろ総合的に考えれば、「Malfoid」は使わないほうがいいわな。「女マルフォイさん」とかだったら嫌だもん、普通に。他にいい言葉があったら、そっちを使ったほうが、政治的なものに接近しなくて気楽だしさ。

政治的って話で言えばね、まあこっからは、結構どうでもいい話として書くんだけど、「Malfoid」というタグと一緒にマルフォイを女性として描く絵を、SNSやらで発表し拡散することは、トランス女性を認めないJ・K・ローリングへの嫌がらせであるので、絵師たちは慎重になったほうがいい、的な話もあったりする。んだけれど、この話はかなり意味不明で、反LGBT側のJ・K・ローリングへの嫌がらせってことは、LGBT側からの攻撃としてこのミームは仕組まれていたってことって解釈するしかない気がするんだが、リベラルよりな空気が強いBlueskyで、とある日本の絵師が女の子マルフォイの絵を掲載したら炎上したとか、そういう出来事もあったりする。全てが意味不明のこの出来事は、マジで意味不明でしかない。こんな女性性を消費してやるぞ〜?ってハレンチなミームが、トランス女性を認めろという主張になりようがない、と日本に住んでいるユーザーとしては思うのだけれど、日本の外では必ずしもそうではない、ということなのだろうか。マジで、大変っすね、という気持ち。TSモノって日本では定番ジャンルですからね、エロも含めて。

それにしても、HBOが制作を進めているドラマシリーズのハリー・ポッターでは、セブルス・スネイプのキャストが黒人だということで炎上をしていた気がするんだけれどさ、スネイプは黒人じゃねーだろって意見もわかるが、普通に考えて、ドラコ・マルフォイは女じゃねーだろ。ドラマ版のキャストに不満があっても、マルフォイが女の子だったらっていう想像を楽しんだって、いいよな。人間。

そんなこんなで、今私は、マルフォイが気になっている。Audibleで『ハリー・ポッター』を聴き始めている。懐かしい。ドラコ・マルフォイはかなり序盤から登場するので、マジで嬉しい。嬉しいって話だ。おわり。

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